強度近視
- ジョイビジョン奈良.OptMatsumoto(1級.眼鏡作製技能士)
- 2020年10月30日
- 読了時間: 4分
更新日:4月1日
強度近視でお悩みの方!諦めないでください。
「薄く」「軽く」「快適に見える眼鏡」が作成できます。

強度近視の方へ 〜納得のいく“見た目”と“見え方”の両立を〜
よくあるお悩み
強度近視の方がメガネを作製する際、こんな悩みを抱えていませんか?
• 渦が目立ち、牛乳瓶の底のように見える
• レンズが重くて長時間の装用がつらい
• 目が小さく見える
• 顔の輪郭がレンズに入り込む
• しっくりくる見え方にならない
そして、多くの方がこうおっしゃいます:
「どうせ薄くならない」「コンタクトの方がマシ」「薄型にしても満足できない」
ですが、それらのお悩みを軽減できるフレームと設計技術があるのをご存知でしょうか?
強度近視専用の「技術」と「フレーム選び」
強度近視用のメガネ作成では、以下の点が重要になります:
1. レンズ中心と目の中心の一致
• レンズの中心が目と一致するほど、レンズの厚みは抑えられ、美しく仕上がります。
• 多くの方が、目の位置がフレームの中心から鼻寄りにズレており、その結果「耳側の厚み」「渦」「輪郭の入り込み」が強調されてしまいます。
2. サイズバランスと美的フィッティング
• 小さいフレーム=薄く仕上がるとは限りません。顔の大きさや目の位置とのバランスが取れていないと、かえって不自然になります。
• 鼻幅(ブリッジ幅)とレンズ幅の「比率」も、美しく機能的なメガネには重要です。
3. 機能性の高い品揃え
• 多くの一般的な眼鏡店では「売りやすさ重視」のフレームが中心となり、強度近視の方向けの“本当に使える”フレームが少ないのが実情です。
だからこそ、ジョイビジョン奈良では
• 強度近視の方向けに専用のフレームラインナップを豊富に取り揃えています。
• 光学的・審美的に優れた設計を踏まえたレンズ加工と提案を行います。
• レンズ厚のシミュレーションや、目が小さく見えにくい設計なども事前に可視化し、ご説明します。

【①上段フレームサイズ】
レンズ幅54+鼻幅16=70mm
【②下段フレームサイズ】
レンズ幅44+鼻幅26=70mm
この2本のフレームを比べた場合、レンズが薄く綺麗に仕上がるのは断然②のフレームになります。
なぜ、同じサイズのフレームでも“仕上がりの厚み”に差が出るのか?
一見、同じような大きさのフレームでも――
実は「ブリッジ幅(鼻幅)」の違いが、レンズの厚みに大きく影響することがあります。
具体例:PD(瞳孔間距離)64mm、近視度数 S-8.00 の場合
※いずれも屈折率1.67の薄型非球面レンズを使用
【目の幅(PD)64mm 近視度数 S-8.00 / プラスチックレンズの非球面1.67を使用した場合】
①上段フレーム 耳側の厚み 約6.3mm
②下段フレーム 耳側の厚み 約4.7mm
👉 なんと1.6mmの差!
たったそれだけ?と思われるかもしれませんが、強度近視のレンズにおいては、この1mm台の差が見た目・軽さ・快適さに大きく響きます。
さらに!屈折率1.74のレンズを使った場合…
【目の幅(PD)64mm 近視度数 S-8.00 / プラスチックレンズの非球面1.74を使用した場合】
①のフレーム 耳側の厚み 約5.9mm
②のフレーム 耳側の厚み 約4.3mm
ここでも約1.6mmの差。フレーム構造の違いだけでここまで仕上がりが変わるのです。
これが、“強度近視用フレーム”の真価
当店では、こうした見た目と機能の両立を実現するために:
• 瞳孔位置とフレーム中心の精密な設計
• 顔幅と目幅のバランスに基づいたサイズ展開
• 豊富なバリエーションとオーダーメイド対応
を整えています。

実例:S-12D × オーダーメイドフレーム
![写真例(※ここに写真が入る想定)]
• 度数:S-12.00
• 使用レンズ:屈折率1.74
• 実際の耳側厚み:約3.5mm
• 使用フレーム:コンセプトY(オーダーメイドモデル)
👉 「強度近視でも、ここまで薄く・美しく仕上がるんだ」と驚かれる方がたくさんいらっしゃいます
小さいフレーム=正解ではありません
「小さいフレーム × 薄型レンズ」を選べば良い――
それは一部の条件では有効でも、すべての人に適しているわけではありません。
顔幅・目の位置とのバランスを無視すれば、
・ジュニアフレームが最も薄くなる
・でもサイズが合わない/見た目が不自然になる
という本末転倒な結果にもなりかねません。
あなたの目・顔にフィットする、唯一の1本を。
当店では、単に「薄くする」だけではなく、
“美しさ・軽さ・快適さ”が共存する強度近視用メガネを提案します。
お気軽にご相談ください。
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