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両眼視機能検査 視覚認知検査/メガネが合わない方、見え方にお困り感のある方の為の技術特化メガネ店
Opt Matsumoto
Marshall B. Ketchum University-TOC Executive Certificate Program修了
米国ケッチャム大学・TOC上級通信講座 修了
国家検定資格.1級.眼鏡作製技能士
米国21項目視機能検査
米国式の視機能分析により、メガネが合わなくて困っている方の「原因」を重層的に把握し、要因に対するアウトプットを的確に行います。
ドイツ式両眼視機能検査と米国21項目検査をテストバッテリーする理由
基本的な考えとして、ドイツ式両眼視機能検査と米国21項目検査では、装用者にとって快適で使用しやすい眼鏡を作成する目的は同じですが、そこに行き着くまでの過程が違います。
斜位の測定に関しても、ドイツ式と米国式で扱う斜位の種類や解釈は違います。
誤解のないように付け加えると、全く別のものを測定しているわけではなく、視覚対象を単一に見るための「正位を促す適度な刺激」を残しつつ検査するのがドイツ式であれば、対する米国式は融像を促す不要な刺激を除去した状態で検査します。
これは、ドイツ式が装用者にとって実装値を重んじた検査だとしたら、米国式は様々な角度から得たデータをどのように解釈していくかという違いがあります。
どちらが優れているという事ではなく、個々の持つ困り感に対して、米・独それぞれに偏った考えを持つのではなく、テスターの持つ引き出しの中から、御客様にとって必要な検査を抜粋していくことの有効性こそが、ドイツ式と米国式を使い分ける理由になります。
ここで重要なのは「米国式・ドイツ式をミックスしてます」等という理論上バッテリーすることに矛盾の出るような行為はしていないということです。
主訴に対して両方の検査が必要であれば、ドイツ式・米式を両方行うこともありますし、主訴が近方視時の困り感が中心であれば米式のみを行うこともあります。
それぞれの状態や主訴に応じて、必要な検査を選択するのはテスターの技術と知識と膨大な情報の統合力が必要です。
この、技術と知識と統合力を活用することは、装用者の困り感に対して多層的・重層的にアプローチすることに繋がっていきます。
視機能分析で分かること(一部)
両眼視機能の問題
基本的な視力の問題、視力に問題がなくても両眼視関連に問題を精査します。
両眼視関連の問題には斜位・斜視が含まれますが、これらが見過ごされているケースが非常に多いです。
「視力には問題がないから」と仰られる方が多いですが、視力は見る機能の中ではあくまで一部でしかありません。
視力に問題がなくても眼鏡装用が有効な場合があり、表面的な視力の問題検出に加え、両眼視関連の問題検出が大変重要です。
斜位等の両眼視機能不良に対して、斜位の方向及び量、それを補う虚・実性輻輳の能力(両眼のよせ運動・外寄せ運動)を測定し、結果に対して良好な方策を提案します。
調節力の柔軟性
人の目は遠方を見る際は水晶体を緩ませて遠方にピントを合わせ、近方を見る際には水晶体を膨らませて近い距離にピントを合わせます。
これらのピント合わせの能力を「調節力」といいます。
調節力は年齢とともに減弱していきますが、遠視の補正がされていなかったりすると調節力に悪い影響を及ぼします。
また、調節力に柔軟性がない場合においては、黒板を見る(遠くにピントを合わせる)、机の上のノートにピントを合わせるという調節の連続作業に困難が出てきます。
老眼のある年代の方に関しては、調節力の衰えとともに眼位は外斜位傾向になっていくため、調節力で斜位を補うことが困難になってきます。
これらの調節と輻輳の密接な関係に対し、詳しくデータを得ることにより、個々人の眼にとって矛盾のない眼鏡作成が可能となります。
輻輳運動の柔軟性
両眼のチームワークとも言われる評価です。
遠方視の際に目は外を向きます(開散)
近くを見る際に目は内を向きます(輻輳)
これらの輻輳・開散運動に弱さがある場合、板書や近方作業、球技などのスポーツが苦手さなどが特徴として現れます。
輻輳運動と調節運動は密接であるため、輻輳力の柔軟性は調節力の柔軟性と併せて評価します。
斜視や斜位がある場合、尚且つそれらを補う力が弱い場合において、両眼の輻輳・開散運動に問題が出るケースがあります。
これらに弱さがある場合は眼鏡補正後にトレーニングで改善を目指します。
視機能を分析することによるメリット
自分の「見え方」を正しい路線に乗せることができます
視機能のアセスメントは技術であり科学です。
この視機能分析・視機能検査のメリットは、眼鏡を必要とする人ににとって、多くの選択肢を呈示することができます。
そのためには、クライアントの「見え方」を複数の路線から正しい路線に載せ替える際に、視機能を分析する力と統合する力が必要です。
視機能検査は視科学により導かれる反論の余地のない科学です。
しかし、時にクライアントの要求、主訴などの状態に基づいた断片情報がまとまらないとき、積み重ねたテスターの技術があります。
アセスメントに基づく多くの選択肢の中から、クライアントにとって最良の選択肢を与える場合、科学が一般的に正しい時、テスターの技術がその状況を変えるのです。
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