両眼視機能検査 視覚認知検査/メガネが合わない方、見え方にお困り感のある方の為の技術特化メガネ店
Opt Matsumoto
Marshall B. Ketchum University-TOC Executive Certificate Program修了
米国ケッチャム大学・TOC上級通信講座 修了
国家検定資格.1級.眼鏡作製技能士
★年末年始の休業期間12/27(金)~1/2(木)
生活や学力に必要な「見る力」は備わっていますか?
良好な「見る力」は「学力」の強固な基盤を作ります。
毎日使うメガネで獲得できる学力・生活力は大きく変わります
「見る力」が弱い場合、学力不振や学力低下の要因になります
-視力だけではない「学力」「生活力」に必要な見る力-
生きていくうえで、学力が全てだとは思いませんが、やはり「基礎学力」と「生活力」は密接に接続されている関係です。
そして、「見る力の弱さ」と「学ぶ習慣の未定着」、「見る力の弱さ」と「基礎学力」にも密接な接続があります。
学力向上に必要とされる「見る力」は視力だけではありません。(視力のことではありませんという方が正しいかもしれません)
学力向上において、見る力(視機能・視知覚)の形成は何よりも重要な前提条件と言えます。
しかしながら、大切な視機能を補完・補正されたメガネを使用している人は僅かでしかありません。
視覚は人が豊かに生きる上で重要な感覚機能です。
そして、学ぶことは文字・記号を目で捉えることから始まります。
目で捉えた情報は視神経から大脳の視覚野へ伝わり、さらに複数の処理をされます。
この初期の処理経路で「視機能」「視覚認知」に弱さがある場合、学習に問題をきたすことがあります。
これらの見る力が適切に補正されていないことにより、大変な労力を使って学習に向かうお子様もおられます。
お子さんの事情がわからないままに、
「勉強しなさい!」「なんでテスト勉強しないの!」「あなたの努力が足りないから!」
と叱責しても事態は好転することはありません。
大事なのは、お子さんの事情がどうなっているかを知ることです。
当所では、眼鏡でお子様の「苦手を得意に」「得意をもっと得意に」お子様の人生がより豊かなものになることをお手伝いします。
学習に重要な両眼の協調運動(輻輳・開散運動)
読み書きや問題読解の際に、輻輳(寄り目)開散(離し目)がうまくできない状態だと、疲れた時に字が二重に見えたり、ひとつの像として見ることに多くの労力が必要であるため、勉強の際に学習を避ける行動が起きる場合があります。
また、米国の研究で輻輳・開散の弱さと注意集中との問題を関連付ける結果も報告されており、読みに問題のある高校生に検査を行ったところ、輻輳開散運動に問題のある生徒が多いことを報告しています。
このような弱さを早期に検出し、一次予防・二次予防・三次予防までを含めた適切な眼鏡装用やトレーニングを行うことが大切です。
読字・書字・問題読解に重要な眼球運動機能
黒板や教科書の情報を効率よく取り込むには、滑らかな眼球運動と視線を素早くジャンプさせる眼球運動が良くないといけません。
これらの眼球運動がうまく働かない場合、情報を素早く取り込んで正確に作業を実行することが出来なくなります。
例えば、文章を読む際に読んでいた場所を見失ったり、黒板を見てノートに書き写す視写が遅かったり、読んでいる文章の理解がしにくかったりなど、眼球運動の不正確によって学習効率に影響が出てくる可能性があります。
また、眼球運動はスポーツにも重要な機能であるため、部活動でのパフォーマンスにも影響が出てきます。
近くを見続けるための調節機能(ピント合わせの能力)
私たちの眼は常に見ている対象の距離に応じて調節(ピント合わせ)をしています。
見る距離が近いほど調節が必要になる為、学習では40㎝の距離を見続けるための調節力が必要となります。
また、黒板を見るときには調節を緩め、ノートを見る際は距離相応の調節を使用する必要があり、調節力の耐久性や柔軟性が重要になります。
調節力が弱い場合、または強すぎる場合、ハッキリ見るために多くの労力を必要とするため、近くを長く見続けていると字がボケてしまったり、遠くの黒板や近くの教科書をハッキリ見るのに時間がかかったり、集中力が持続しない場合があります。
学校や眼科の視力検査では近方視力検査は実施されないことが殆どであるため、これらの困り感が見過ごされていることが散見されます。
近年ではコロナウイルス感染症の予防対策において、GIGAスクール構想が大幅に早まり、小学生のお子さんがタブレット端末を使用して学習する環境となりました。
これらの弱さも、適切な眼鏡装用やトレーニングを行うことは大切です。
捉えた視覚情報を認知する力(視覚認知/視覚情報処理)
学習は文字を目で捉えることから始まり、見た情報を脳で処理します。
「見る力」とは「視機能」と「視覚認知」に大別されますが、視機能が情報を捉える入力部分であり、視覚認知は入力されてきた情報を処理.分析する機能です。
この視覚認知が弱い場合、文字を認識したり、記憶したりする事に影響が出てきます。
例えば、漢字習得に時間がかかったり、文字の読み間違いが多い、字がきたない、図形問題が苦手などの特徴が見られます。
当所では視機能・視覚認知のアセスメントが可能であり、メガネとビジョントレーニングの両方で支援可能です。
やる気や努力不足と捉える前に、「視機能」「視覚認知」を精査する必要があります。
教科書やノートが眩しい・字が動いて見える.アーレン症候群
全般的な知能が正常範囲にあり、視覚や聴覚などに障害がなく、学習環境や本人の学習に対する意欲にも問題がないにも関わらず「文字が揺れて見える」「文章が波打って見える」「紙面が光って見える」などと訴えるお子様がいます。
これはアーレンシンドロームあるいは視覚ストレスと言われている光の感受性障害です。
この障害は、文字や文章を読む際に歪みや不快感が生じるものであり、その症状は特殊な有色レンズを使用することで改善が見られます。
当所においては、アーレンシンドロームと思われる特徴を持つお子さんに対する矯正事例が豊富であり、有効なアセスメントとオリジナルレンズによる強力で効果的な方策を提示できます。
また、これらに該当しない方においても、まぶしさによるお困りの方に御力になれることが多いと思います。
学力に関係する視機能・視知覚の問題を精査
視機能の分析に必要な遠.近の斜位測定・遠.近の虚実輻輳・遠.近での虚実相対調節のデータを採り、得たデータがお子様が持つ実際の困り感と比較して、結果に矛盾のない解釈ができるかを精査します。
お子様の視機能が標準値と比較してどの位置にあるのか、または年数を経て視機能の状態がどのように変容したのかを見るために非常に有効で整合性のある検査です。
検査で得たデータとお子様の主訴に矛盾が出た場合、その矛盾を複数のアセスメントで精査しますので、矛盾の無い解釈が可能です。
それぞれの検査の限界を相互補完することで「困り感」の中核部分に迫ります。
視覚認知検査で視覚処理の問題を精査
(両眼視機能と視覚認知をクロスバッテリー)
視覚認知検査(TVPS-4もしくはMVPT-4)を使用し、眼から入力された視覚情報の処理能力を調べます。
先に行っている両眼視関連の検査での問題点が視知覚にどのように影響しているかを確認する為です。
眼から入力される視覚情報が正しく認識されていない場合、学力に必要な能力(図地弁別・視覚弁別・視覚的記憶・視覚閉合)などのスコアに影響が出てきます。
お子様の視覚認知力を眼鏡作成前に把握しておき、眼鏡装用後の
スコアに変容があるかを見ることによって、視覚情報の処理能力の向上の有無が確認できます。
これらは7つのサブテストで構成されており、視知覚全体のスコアと各能力を年齢別で算出することが可能です。
視覚認知は学習能力・作業能力・スポーツにも大きく関与する為、自身の力を把握しておく事は得意な能力を活かすことに繋がり、不得意な能力は眼鏡やトレーニングで良い変容が期待できます。
「見る力」を手厚くアシストして
学習の基盤を強化する
自己肯定感・効力感を高める
見ることに不要なエネルギーを使わなくなると、思考に回せるエネルギーが増えます。
換言すると、見ることに不要なエネルギーを使っていると、見えてはいても理解や習熟に繋がりにくい状態と言えます。
学習における脳の情報処理プロセスを考えたとき、初期入力の「視覚機能」をアシストすることは非常に有効な手段です。
勉強が苦手な理由の中に、視覚機能の問題が見つかれば、お子様や保護者様の情緒面に良い変化が現れます。
「そうか。見る力の問題だったのか」と。
苦手な理由が分かれば、自分やお子様を否定することも少なくなり、お子様や自分を大切にする気持ちも生まれてきます。
これらが自己肯定感を高めることに繋がります。
生きていく中で基盤となる自己肯定感が弱い場合「どうせやっても無駄だから」と自己否定による二次障害に繋がるリスクがあります。
なりたい自分に向かう線路に乗る
決して、勉強ができることが全てとは思いませんが、やはり「基礎学力」「生活力」は密接に接続されている関係です。
本来の力が発揮されていないことによる勉強嫌いや自己肯定感低下は避けたいことです。
勉強もそうですし、スポーツだって、本当はもっと出来るかもしれないのにパフォーマンスがスポイルされているなら尚更です。
子供の間に見え方の問題に気付くことが出来て、適切な方策をとることができれば、お子さん自身がなりたい自分に向かって進みやすくなりますし、不要な躓きから回避できるかもしれません。
受験もそうです。
行きたい学校、なりたい職業、ここに向かうのは小さい頃からの「見る力」の積み重ねで補えるかもしれません。
可能であれば義務教育期間のうちに、見る力を精査・アシストすることが、お子様を正しいレールに乗せることに繋がります。