ジョイビジョン奈良・Opt Matsumotoは、両眼視機能評価・視覚認知評価・感覚統合の知見をもとに、“本当に必要な眼鏡”を提案する専門店です。

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▪️マーシャル・B・ケッチャム大学 TOCエグゼクティブ認定プログラム修了
▪️米国ケッチャム大学/TOC上級通信講座 修了
▪️国家検定資格.1級.眼鏡作製技能士
▪️作業療法士(発達領域)松本竜久(非常勤・予約制)による相談対応も可能です。
見え方の質の評価とは?
「快適に見える眼鏡」とは視力の良し悪しではなく、両眼視機 能の良し悪しだけでもなく、眼球光学系における「見え方の質」にアプローチする事が重要です。
例え視力1.0以上でも、例え斜位・斜視の補正を適切に行ったとしても、それがベストな状態だとは言い切れません。 下記の画像のように、眼鏡による完全補正下で「視力1.0」の人同士でも見え方が全く違います。


ものがボケてみえるという事はどのような理由があるのか
見る対象がボケてみえる背景には種々の原因があります。
近視・遠視・乱視などの屈折異常が原因になっている場合、斜位や斜視で両眼の映像をまとめることが原因になっている場合、見たい距離に対して調節力をうまく働かせれないことが原因になっている場合、これらの要素が単体でなく重複している場合など。
そして、眼球光学系の波面収差が原因になっている場合。
上の写真は角膜形状/屈折力解析装置OPD-ScanⅢで測定した2名の視力表1.0(20/20)の見え方を比較したものです。
対象者は同じ年齢で比較しており、両者ともに屈折異常・視機能補正後の視力値は同じ1.0です。
同じ視力を持つ者同士であるにもかかわらず、左の対象者と右の対象者では見え方が全く違う事が分かります。
この見え方の違いは、後述する眼球全体の高次収差が影響しており、左側は収差が少ない眼、右側は収差の多い眼の見え方を可視化したものです。
人がどのように見えているかを再現するには、網膜にカメラなどを置ければ再現できますが、現実的には非常に難しいことです。
しかしながら、ものがボケてみえる感覚を可視化して理解することは、対象者が感じる不快感を共有することになり、眼鏡作成において非常に有効な手立てとなります。
当店では波面収差測定装置によって、眼の光学系(角膜・水晶体・硝子体・涙液)を光線追跡し、波面収差を得ることによって収差の影響による見え方を可視化することが可能です。
日本では「1.0あるから問題ない」「視力が良い」「0.1しか見えていない・・・」等、視力に固着したエピソードが多く、また両眼視機能に関しても「プリズムメガネ作れます」「両眼視検査」「脳内視力」などと体系的な学習を受けず、本来は非常に難しい技術を軽んじて扱うメガネ店が多くなっています。
当店では屈折検査・両眼視機能検査・視覚認知検査をテストバッテリーするとともに、眼球光学における高次収差の解析を用いることにより、屈折・両眼視機能の補正したグループの中において「見え方の質」を向上することに注力しています。
換言すれば、1.0の視力を持つ100人のグループの中で、現状がどこに位置するかを解析し、そして同じ視力を持つグループ内での質向上に努めるという事です。
見え方の質という観点で視覚を考えた場合「視力1.0だけど、同じ視力を持つグループ100人の中で100番目の質の眼」と「視力0.7だけど100人中1番高い質の眼」を比べた時、どちらが良いと言えるでしょうか?
収差の影響で網膜の結像特性が低下し、それによって視覚対象が滲んだり光が拡散する。だけども視力は1.0の眼が良いのか?
視力は0.7だけど、収差の影響を受けず、視覚対象は一定の距離に近づけばコントラストが高く滲みもなく眩しさを感じない結像特性に優れた眼が良いのか?
比較する視力値が近い場合は答えやすい問いですが、比較する視力値に差が出た場合には答えが出にくい問いであり、「見え方」というものに向き合うことになると思います。
当店においては、視力・両眼視機能ともに対象者にとってベストな状態を出して、そのうえで比較する事が困難であった「見え方の質」を解析し、そして質低下を補完する特別なレンズ(ジョイビジョン奈良.OptMatsumotoオリジナルレンズ及びドイツ製レンズ)を装用することで、視力や視機能などの数値上の個人内の乖離を埋めるだけでなく、感覚的要素であった質の問題を埋めることが可能です。
あなたにとっては普通と感じる光や星の見え方は、他の人も同じ見え方だということはありません


上の写真は先ほどと同じように角膜形状/屈折力解析装置OPD-ScanⅢで測定した光の見え方を比較したものです。
やはり、対象者は同じ年齢で比較しており、両者ともに屈折異常・視機能補正後の視力値は同じ1.0です。
左の対象者と右の対象者では光の見え方が収差の影響で全く違っています。
左の画像の方は「夜間運転が怖い」「ヘッドライトで照らされると幻惑する」等、光に対する見え方の困難さを訴えて御来店されています。
一方、右の画像の方は光に対する眩しさ等の訴えはなく、「物が2重に見える」「近方作業・読書時の焦燥感」等の両眼視機能系における困難さを訴えられて御来店されています。
他者と比較できなかった見え方の違いを可視化


