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スマホ・タブレット・PC用の両眼視機能補正メガネ

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ここで言うスマホ・タブレット端末・パソコン用メガネとは、単に紫外線カットだとか、青色光カットだとかの何らかの色がついたフィルター的なレンズのメガネを指すだけの物ではありません。

青色光カットレンズを無秩序に乱売するメガネ店も散見しますが、その方にとっての効果の有無や、大前提であるPCの距離に対しての眼の調節負担や両眼視機能を全く考慮しない販売手法には大きな疑念を感じます。

本当に意味のある「スマホ・タブレット端末・パソコン用メガネ」とは、作業距離に対する調節(眼のピント合わせ)と両眼のチームワークを考慮した上で、パソコンの画面を見続けるのに最適な度数を専門的な測定技術と専用の測定器具を用いて求めます。

パソコンの画面は絵素(画素)で構成されており、目に与えるエネルギーは画素の明暗により連続的な調節(目のピント合わせ)を要求されます。

この「調節」に問題や疲れがあると、画面がぼやけて見えたり、パソコン画面とキーボード、または遠距離・中距離を交互に見るような場合、ピント合わせに時間がかかってしまったり、場合によっては強い焦燥感を感じる事もあります。


長時間のスマホ・タブレット端末・パソコン作業で、眼精疲労を訴えられるかたが増えています。

スマホ・タブレット端末・パソコン作業には、適正な調節状態と両眼視機能を熟慮したメガネが必要です

それらを熟慮して調整したメガネのをスマホ・タブレット端末・パソコンメガネといいます。

当店では、近方リーディングチャート及び米国21項目検査で最適な度数と両眼視の状態を検査いたします。


また、パソコンに限らず仕事や趣味、携帯ゲーム・携帯電話近くや中距離を長時間見るかたに合わせて使いやすい度数を検出いたします。是非ご相談下さい。

VDT作業
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VDT(パソコンを用いた作業)による人体への影響は、眼科・整形外科・産婦人科・精神神経科・内科・皮膚科など、多くの領域の異常が関与しているといわれます。

眼精疲労の種類

①調節性眼精疲労
②筋性眼精疲労
③症候性眼精疲労
④不等像性眼精疲労
⑤神経性眼精疲労


眼精疲労とは眼を持続的に使ったとき、健常であれば疲れない程度の眼の労働でも疲れ、ひどい時は悪心・嘔吐まできたす状態を言います。

上記5つの眼精疲労の中で、VDT作業では全ての型の眼精疲労が出現する可能性はありますが、両眼視機能検査の実務家・眼鏡技術者として、 


①調節性眼精疲労
②筋性眼精疲労
④不等像性眼精疲労
⑤神経性眼精疲労 


を考慮・熟慮した眼鏡調整は必須作業であるといえます。


残念ながら、現在の日本のメガネ店(一般店・チェーン店・安売り店)ではこれらを考慮したメガネ作りを行う店は殆ど無く(技術的に行うことが困難)、多くのパソコン使用者が大変不自由で困難な状態になっている事がVDT症候群を助長させる大きな要因になっていると私は考えます。
VDT症候群での眼科的な診断は眼精疲労という不定愁訴的な要素が強く診断は困難な事が多いのが現実です。



VDT症候群の症状においては一応は下記のように分けられます。

①視機能障害→調節性眼精疲労・視力低下・かすみ・近視・乱視

②眼科的   →結膜炎・角膜炎・麦粒腫・眼圧上昇・涙液分泌障害


③頸肩腕障害→肩こり・首が痛い・しびれ・腰の痛み・頭痛

④ストレスと緊張→精神疲労・単調・追われる・思考がうまく展開しない・むなしい・疎外感

⑤精神的障害→不安・うつ・心身症・自律神経失調症・その他

⑥妊娠中の婦人に関する問題→生理不順・流産・その他

⑦皮膚障害→(眼が)あつい・ちくちくする・赤くなる・痛む


VDT作業による直接的な自覚症状
①眼が疲れる
②肩こり

③イライラ
④頚から肩腕への痛み

⑤眼の痛み
⑥物がかすむ
⑦物が見えにくい
⑧瞼の痙攣

⑨腕のこり
⑩瞬目過多(まばたき)

VDT作業による日常的な自覚症状

①肩こり
②眼が疲れる
③朝起きるのが辛い
④あくびがでる
⑤イライラ
⑥眠気がする
⑦疲れが取れない
⑧遠くの物が見えにくい
⑨物がかすんで見える
⑩頚のこり

 
この上記2つのチェックリストにおける赤字部分は、眼と関係する特徴であり、殆どが眼精疲労として認められる特徴です。
また、調査によれば、783名のVDT使用者のうち約7割が精密な検査を必要とし、その内訳としては、
 ①166名(31%) 眼鏡を必要とする
 ②325名(60%) 眼鏡・CLを必要とする
 ③339名(63%) 両眼視機能に異常あり
 ④160名(30%) 調節機能に異常あり

という結果が出ておりますが、驚くべきことに半数以上のVDT使用者に両眼視機能異常の問題が発生しているという状況です。

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パソコン作業における眼精疲労の一つである「調節性眼精疲労」に関係する「調節」という部分は、眼のピント合わせ(調節)・両眼のチームワーク(眼の内寄せ・外寄せ)に関係する様々な部位、さらには中枢の核や大脳皮質の機能も関係してきます。

そのため、発生する疲労も複雑で簡単ではない上に、筋性眼精疲労の関与や神経性因子も加わってくるため、眼精疲労を明確に分けることは困難です。

この不定愁訴を「取り除く」または「軽減する」ためには、パソコン使用者・VDT作業者の複雑に込み入った「訴え」を如何に他覚的検査・自覚的検査で問題を判定し、正確に眼鏡処方するかが大変重要です。

その際に重要であるのが「両眼視機能検査」となるのです。

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長時間のパソコン使用・業務をされる方(1日6時間以上)の両眼視機能を、6ヶ月・12ヶ月地点で検査・調査したとき、両眼視機能の問題が0ヶ月地点と12ヶ月地点では、より複雑な問題に発展している結果があります。

これは、パソコン使用に適さないメガネ・度数を使用している場合に顕著に現れ、その理由として「作業距離に対するピント合わせによる眼の内寄せ」「物をひとつに見ようとして働く両眼の内寄せ」が深く関与してきます。

多くのメガネは視力基準で作られているメガネである為、上記の問題は見過ごされた状態で作成されている訳ですが、これらを考慮しないメガネを使用した際、調節性輻輳(作業距離に対するピント合わせによる眼の内寄せ)と融像性輻輳(物をひとつに見ようとして働く両眼の内寄せ)の過剰な使用により、パソコン使用終了時・業務終了時点では、より眼精疲労が顕著に現れてきます(眼痛・頭痛・上眼窩神経痛)

これらを「軽減」及び「改善」するには、調節(眼のピント合わせ)と輻輳(両眼の内寄せ)・輻輳により生じる調節の両方を考慮した検査及び眼鏡作成が重要です。

現在は小学生でも眼精疲労を訴える混沌とした時代になってきました。
安易にブルーライトカットを強調している手軽に手を伸ばせるメガネであればあるほど、それらを使用するリスクはつきまといます。


視覚的なストレスに対するコーピングスキルとして、是非当店にご相談ください。

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