“呪い”を解くと、“流れ”が生まれる──CCFとFLOWがつながるとき。流れに乗れない/しんどい/努力しても空回り/CCF/FLOW/視覚支援
- ジョイビジョン奈良.OptMatsumoto(1級.眼鏡作製技能士)
- 4月1日
- 読了時間: 4分
【はじめに:がんばってるのに、なぜかうまく流れない】

「努力してるのに、空回りしてしまう」
「集中したいのに、なんだかザワザワしてできない」
「自分でも理由がわからない“しんどさ”がある」
そんな感覚を抱えたまま、
がんばるしかないと信じてきた人は多いと思います。
でも、うまくいかない原因は「努力不足」ではなく、
“どこかに流れをせき止めているもの”があるからかもしれません。
【FLOWとは何か?──自然に“没頭できる状態”】

心理学者チクセントミハイが提唱した「FLOW(フロー)」とは、
人が自然に集中し、時間を忘れて没頭できる状態のこと。
たとえば──
・好きな作業に夢中になって気づけば数時間経ってた
・体が勝手に動いて、迷いがなかった
・まわりの音も気にならず、ただ「今」にいた
そんな経験、きっと誰しもあるはず。
FLOWは「がんばって作る」ものではなく、
“条件が整えば、勝手に起こる”自然な心と体の反応です。
【FLOWに乗れない理由:見えない“ブレーキ”がかかっている】
じゃあ、なぜいつもその状態にはなれないのか?
それは──
本人が気づかないうちに、
無意識の“ブレーキ”がかかっているからかもしれません。
それはたとえば:
• 「失敗したらだめ」
• 「ちゃんとやらなきゃ」
• 「自分にはどうせ無理」
というような、過去の経験や周囲の言葉から生まれた**“呪い”のような思い込み**。
努力しようとしても、
その呪いが心や感覚の流れをせき止めてしまうと、
FLOWは起こりません。
【CCFとは?──“呪い”を、おまじないに変える視点】
ジョイビジョン奈良では、
こうした“見えないブレーキ”にアプローチするために、
CCF(Curse to Charm Framework)という視点を使っています。
CCFは──
• どんな呪い(信念や前提)が、その人を止めているか?
• その背景にある構造(経験・意味・価値観)は何か?
• どうすればその呪いを“おまじない=支え”に変えられるか?
…を一緒に探っていくプロセスです。
【視覚・感覚・心の“ズレ”も、FLOWを止めているもののひとつ】
ジョイビジョン奈良では、
しんどさの入り口が「目の見えにくさ」「感覚の不安定さ」など、
身体的なレベルで現れている人にも多く出会います。
たとえば──
• 視機能(両眼視)のズレで「集中しづらい」
• 感覚過敏で「環境に左右されやすい」
• 周囲の無理解による「自己否定の意味づけ」
これらは単なる“身体的問題”ではなく、
意味のズレやブレーキが複合的に絡んでいる構造です。
CCFでは、それを丁寧にひもとし、
「本当はこう感じてたんだ」
「こういう意味づけに変えられるかも」
という気づきを一緒に見つけていきます。
【FLOW × CCF:努力しなくても“流れる”状態へ】

CCFで“呪い”がゆるんだ瞬間、
人は「がんばって」ではなく、
“自然に動ける”状態に戻っていきます。
それがまさにFLOW。
たとえば──
▷ 読み書きが苦手だった子
視力は良好。でも読んでると疲れるし、すぐ飽きる。
→ 両眼視のズレと、「読めない自分はダメだ」という意味の呪い
→ 調整メガネとCCFで意味づけをゆるめた結果、自然に読書にハマる
▷ 感覚過敏で外に出られなかった方
光や音に過敏で、外出できない。
→ 感覚処理の特性に加え、「外に出ると他者に対する攻撃性がます」「迷惑をかける」という記憶
→ 遮光×構造の再解釈で、安心して出かけられるように
どちらも、
「治す」のではなく、
“整えたら、勝手に動き出した”という体験です。
【おわりに:あなたのFLOWは、きっと取り戻せる】
うまくいかないのは、あなたのせいじゃない。
見えないところに、“ブレーキ”がかかっているだけかもしれません。
そのブレーキの正体を見つけ、
必要な場所に手を入れて、整える。
ジョイビジョン奈良では、
視覚のチューニングと、意味の再構築を通して、
その人らしい“流れ=FLOW”を取り戻すお手伝いをしています。
“がんばって見る”から、“気づいたら見えてた”へ。
“どうにかやる”から、“流れたから、できた”へ。
それが、CCF × FLOWの支援です。
流れに乗れない/しんどい/努力しても空回り/CCF/FLOW/視覚支援
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